ダイアロス島に流れ着き、怪しげな猿とちょいとお話した後に
いきなりビスク港に飛ばされた一人ぼっちのWAR。
手に持っているのは年寄り猿がくれたショボイ短剣1本です。
てーい。
ポチャン
せっかくもらった短剣ですが、
すぐそばの水たまりへ投げ込んでしまいました。
だってモンクとして生きていくと
最初から決めていたんですから。
さっそく外のゾーンに出たわけですが、
「お城のある街」はなんか遠そうだし危なさそうなので
(だってNPCがそんな風に言うし!)
なるべく最初の地点から離れないようにします。
レニが始めたのはβ中盤(9/11)だったため
初心者ゾーンと思われるこのあたりも
そんなに混んでいることはなく、
むしろ超上級者ぽいヒトがウロウロしていて
なんとなく気後れしてしまいます。
さて、ただ座っていてもオナカが減るだけなので
と表示される強敵BABYSNAKEを狩ることにケッテー。
わーいわーいとスキルが上がっていきます。
みるみる強くなり、なんとかBABYSNAKEと互角になりました。
「こんにちは レニ」
ベシベシと子蛇をしばいているレニに
声がかけられました。
もちろん全然知らない人です。
「レニさんもモンクですか?」
ええ、そーですけど? と見るとその人も素手です。
おぉ! 初めて自分以外のモンク(っていうか武器持ってないヒト)に
会えたヨ!とちょっと感動のレニ。
自分もモンクですよー、でもスキルが上がらなくて・・・と話すその人は
レニより少し修行が進んでいるようです。
その人がなにやらガサゴソと鞄から取り出しました。
「では、お近づきに、これを差し上げます^^」
WINE
えええええ!? これはいずれモンクが必要になると言う
お酒ではありませんか。 しかもこんなにたくさん。
料理スキルが足らずに蛇肉を焼いては丸焦がし、のあげくに
キャベツまるかじりな貧乏生活のレニには
高価すぎる豪華絢爛なプレゼントです。
「じゃあ、お互いがんばりましょーね」
と、その親切な先輩モンクさんは去っていきました。
うぅ。なんていい人なんでしょう。
レニは早速その人をフレンド登録しました。
そして、
二度と会うことはありませんでした(涙)。
少し先行してるとはいえ、それでも高価であろうワイン、
しかもなんかハンパな数。
おそらくその人は、レニにありったけのワインを渡して
モンク廃業
したのだろうな、と気づくには
ずいぶん時間がかかりました(号泣)。
まぁ、モンクマゾいし・・・il||li _| ̄|● il||li
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